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扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 
  
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
  
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其の二百四、座礼の仕方 大東流合気柔術 東京稽古会  



礼に始まり、礼に終わる。
大東流合気柔術は日本に伝わる古武術ですから、伝統的な日本の考え方に基づいて稽古のはじめと終り、さらにそれぞれに組んだ相手とのやり取りのはじめと終りに、礼を行います。

お互いを尊重し、相手の体を借りて稽古出来ることへの感謝の気持ちをこの礼で表現するんですね。


座礼の仕方


さて、この日本人なら誰でも知っているはずの「礼」ですが、武術的に正しい動きが出来るひとは稀です。
大東流において、礼が正しく出来るということは、武術的に正しい動きが出来るということに等しいんですね。

どういうことでしょうか?動画を見てみましょう。






まずは正しい座り方からです。

膝を立てて、上体を真っすぐにしてみましょう。
骨盤の上に真っ直ぐに上半身を乗せるようにします。このとき、体重は膝にかかっているはずです。
次に、そのまま真下に沈むように腰を低くしていきます。
膝に荷重している意識を保ってください。

かかとの上にお尻を乗せるように座らないようにしてください。
後ろ荷重になって、結果「居ついて」しまうことになります。


座礼の仕方2


さて、正しく座れたら、次に「礼」です。

相手に肩に体重をかけてもらい、その重みを丹田から太腿にかけて感じてください。
そのまま正しい姿勢を保って、立ち上がってみましょう。

できましたか?
後ろ荷重になると、重みが腰、尻、かかとにかかるので、とても身動きがとれるようなものではないですね。

正しい姿勢は、例えば「合気上」をするときなどには必須です。
また、居捕では座ったままで自在に膝行して動かなければなりませんが、それも後ろ荷重ではままなりません。


座礼の仕方3


さらに相手が肩に重みをかけている状態で、礼をしてみましょう。

正しい姿勢で、骨盤の上から頭の先までをひとつの塊として、まっすぐ前に倒すようにします。尾てい骨(背骨の下端)から頭頂までを一直線にするような意識を持ちましょう。

すると、肩に手をかけていた相手はあっけなく前に投げ飛ばされてしまいます。

姿勢が正しくない場合、相手の重みはまっすぐ腰に向かってかかります。
動画にもあるように、上からぐしゃっと潰されてしまうような形になってしまうんですね。


座礼の仕方5


姿勢の力が、丹田から発揮されることで、相手に直接力を伝えます。
ロスのない、強い力の伝達です。
稽古のはじめと終りに、毎回意識してみてくださいね!






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Posted on 2018/09/27 Thu. 19:12 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  姿勢  中心  丹田  合気上 
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