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扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 

入会希望者が参加可能な公開稽古は  10月22日(日)14時30分から16時30分まで開催します。
場所は 明大前 扶桑会館(神道扶桑教太祠 本殿)  です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
  
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其の二百二十、一カ条立合車倒 大東流合気柔術 東京稽古会  



今回は立ち合いの車倒です。東京稽古会ではここからが4級の審査技になります。
一本捕、逆腕捕とはまた異なる大東流合気柔術ならではの考え方が出てきますので解説していきますね。

まずは、動画を見てください。





受け手の攻撃は横面打ちです。
斜め前に踏み込んで、捕り手のこめかみのあたりを垂直に斬り落とします。
水平に振り回さず、側面から正面打を打つ感覚で行いますよ。

捕り手はその攻撃を手刀で受けますが、この時、相手の横面打ちを払いのけるようにするのではなく、手刀を合わせて相手の攻撃を「乗せる」ような気持ちで受けてください。相手を前のめりにさせるようなイメージですね。


一カ条立合車倒


それと同時に足を踏み込んで中段突きを打ちます。この当身で相手が前に出てくる動きを止めます。

しっかりと踏み込んで打つことで、自分の体勢がやや低くなっているはずです。
このことが後々効いてきます。


一カ条立合車倒4


次に中段に当身した腕を、相手の顎につけます。当身を打った力が緩まないように、腕を伸ばしたまま、相手の体をなでるように動かしてください。

この時、相手との接点は、手刀を受けた手首と顎です。
捕り手の体勢が低くなり、受け手の体重を「乗せる」ことができていたら、上出来です
寄せ足をして自分の重心を一本にしつつ、全身で受け手の接点を持ち上げましょう。
大事なことは全身を連動させて行うことです。腕だけで持ち上げると、上手くいきません。


一カ条立合車倒2


こうなると、相手はつま先立ちになり、無力化された状態になります。
手首と顎の接点を運ぶように体重移動し、重心を横に動かします。
ここでも、全身の連動に留意してください。手だけ、足だけの動きではせっかく崩した相手の体勢が生き返ってしまいます。


一カ条立合車倒5


顎に当てた手刀を相手の肩に移し、相手の裏に体重移動して斬り落とします。腰を崩す意識で行いましょう。
彼我の体勢にもよりますが、ここでも私はできるだけ寄せ足をして、自分の重心を一本にすることを心がけています。
そうすることで、相手を倒す動きに強い威力が加わるからです。

倒れた相手が起き上がらないように、背中に膝を当てます。とどめを刺して、残心。


一カ条立合車倒3


膝で強く押さえつけるようなことはしないでくださいね。力を不必要に入れると、自分の体勢が崩れます。端正に、美しい所作で技を終えるのが大東流です。

次回は、立合の裏落です。お楽しみに!




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Posted on 2019/01/17 Thu. 19:16 [edit]

category: 一カ条

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  中心  連動  正面打  重心  当身  体重移動  合気柔術 
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