扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
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其の二百三十、一カ条居捕絞返 大東流合気柔術 東京稽古会 
前回解説した「腰車」と同じような動作を行うのがこの絞返(しぼりがえし)。
大東流合気柔術では、居捕と立合で上半身の操作が同じという形がいくつかあります。
「同じような」と言いましたが、立った状態と正座(跪坐)の状態では自ずと異なるところがあります。
今回はその点を中心に解説してみます。
動画を見てください。
受け手は衣紋締で攻撃してきます。しっかり踏み込んで肘を曲げて押し込みます。
捕り手は相手の手首に顎を当て、頸動脈が絞まるのを防いでください。
それと同時に相手の攻撃線の外側に、膝行して捌きます。さらに外側の膝を立て、当身を入れてください。
居捕の場合、この膝行での捌きがすべての動作の基盤となります。
また、捌くだけにとどまらず、膝に体重を乗せ、重心を移動することで膝行と同様の効果を上げることもあります。
一番陥りがちな弱点は、重心の移動をせずに上半身の力だけで技を行おうとしてしまうことです。稽古する時は、常にそのことを念頭に置いてください。

この捌きによって、相手の体勢が崩れます。顎と相手の手首の接点で相手を攻める考え方ですが、決して顎で相手を押すのではないですよ。
身体の方向を変えることで、相手との接点に全身の力が加わるように操作しましょう。
相手が崩れたら、自分の中心に手刀を上げ、相手の肘に当てます。さらにもう一方の手で反対の腕の袖を取ります。
この操作は立合の腰車と同じですね。立合ではこの後、千鳥の体捌きで腰を切り、相手を大きく崩しました。

ところが居捕では、腰の方向を変えるのが立合いほど容易ではありません。
そのために、ここでは「膝の立て替え」を行って体の転換を行います。
180度、体の向きを変えるんですね。

この体の転換に追随させるようにして、上半身の向きを変えると、相手を不思議なほど軽々と倒すことができてしまいます。

解説を読んだだけでは、感覚がつかみづらいかもしれません。
練習方法としては、肩から先の力を出来るだけ抜いて技をかけてみることがあります。自分の重心に相手を乗せることができるように、稽古してみましょう。
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