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扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 
  
入会希望者が参加可能な公開稽古は 6月25日(日)12時30分から14時30分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
  
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其の二百九十 四方投裏 独習法 大東流合気柔術 東京稽古会  




今回も東京稽古会が取り入れている一人稽古法です。

大東流一カ条両手取の四方投には、手刀を使って真っすぐ前に出たのち体を転換させる「表」技と、反転して手刀で相手を攻めたのちに転換する「裏」の二種類の崩し方があります。



四方投裏5



どちらも、相手に近い方の手刀を主に使うことで、相手に力を伝えていくところは同じです。剣を相手に向けて、外さないところも共通して重要な点です。

今回はそれに加えて、特に意識したい点を中心に解説していきます。

まずは動画を見てください。







両手を取ってきた相手の掌を、斬り上げるようにして喉元に短刀の切っ先を向けます。
これは「表」技と同じ。

次に相手の隣に並ぶように足を差し出します。
脚の小指と小指を合わせるようにして、反転する準備をします。



四方投裏4



実際の相対稽古においては、ここは一瞬の流れのうちに通り過ぎる過程ですが、あえてこれを一つの動きとして抽出しているのには理由があります。

反転する過程において、短刀が相手から外れてしまうことが多いんですね。
実際に相対稽古では、この部分で引っかかり力技に陥ってしまうことが多く見られます。



四方投裏7



丁寧に、正確に相手を狙って動きましょう。
反転して隣に並んだ時も同様です。構えた短刀はあくまでも相手に力を伝えるための道具であることを意識してください。



四方投裏1



剣を構える際に重要なのが、自分の軸上で剣を操作することです。重心を乗せて、剣を身体全体の力を集中させる道具としてつかいましょう。



四方投裏3



そして、それとほぼ同義になりますが、骨盤の上に垂直に上半身を乗せた正しい姿勢を維持しつつ動くことも重要です。



四方投げ裏サムネ



この二つのポイントを意識して四方投の裏を修練してみましょう。
剣の使い方のエッセンスが含まれた、非常に効果的な鍛練法になります。






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Posted on 2020/06/02 Tue. 15:20 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  姿勢  中心  重心  剣の理合 
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