扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
其の三百八、両小手返 大東流合気柔術 東京稽古会 
手首関節を取って、全身を投げ、崩す小手返の技は体術の諸流派の中にも数多くある。
今回はその小手返の原理を使って古武術らしい身体の使い方を研究してみた。

小手返と言えば、片方の手首だけを極めることが多いが、今回は両手ともに捕ってしまう。
あくまでこれは手首の鍛錬、および手刀の使い方の修練の一環でおこなうのであって、実際にこう言った攻撃への対処を想定しているわけではない。
これまでにも取り上げてきたように、掛け手に取ることで相手の重心を前に誘導する。
大東流の技術体系では初動が最も重要だが、ここでも相手のバランスが崩れていない状態ではそのあとが効かない。

動画で解説している通り、小手返は小指の締めで力を伝えていく。
初めのうちは親指の力で押してみたり、握力を使って相手の手首に圧力を加えてみたりということが続くと思うが、それらはすべて逆効果だ。

あくまでも剣を操作するように、手刀の意識をもって操作しないと、相手は動いてくれない。
現代人の力の使い方とは異なる感覚で、もどかしいことこの上ないが、我慢して稽古してもらいたい。

日本人がかつて有していて、今は失ってしまった身体感覚をとりもどすのは、一朝一夕にはいかない。
だが、それがまた大東流合気柔術を修行する愉しみのひとつでもあるといえる。
- 関連記事
-
-
其の三百九十 まっすぐ入る 大東流合気柔術 東京稽古会 2022/06/25
-
其の三百四十 連続極 大東流合気柔術 東京稽古会 2021/07/18
-
其の三百三十六 搦め運ぶ 大東流合気柔術 東京稽古会 2021/05/09
-
其の三百八、両小手返 大東流合気柔術 東京稽古会 2020/10/04
-
其の三百六 合わせて張る 大東流合気柔術 東京稽古会 2020/09/20
-
其の二百九十七 千鳥足 大東流合気柔術 東京稽古会 2020/07/19
-
其の二百九十五 掛け手 大東流合気柔術 東京稽古会 2020/07/06
-
スポンサーサイト
« 其の三百九 小指で落とす 大東流合気柔術 東京稽古会
其の三百七 千鳥で張る 大東流合気柔術 東京稽古会 »
コメント
コメントの投稿
トラックバック
トラックバックURL
→http://kobujutsu.jp/tb.php/363-8d5af407
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| h o m e |