扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
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其の三百七十六 掴む/開く 大東流合気柔術 東京稽古会 
片手取は大東流合気柔術の形稽古の中でも頻出する攻撃方法だが、単純なように見えて奥の深い動きでもある。
その基本的な操作について考えてみる。

手首を握ることによって相手の全身を制するのが片手取りの目的であるから、局所への入力を通じて全体に影響を及ぼさねばならない。
ただ手首だけを痛めつければ良いという言わけではない。
初心のころはそれが理解できないために、握力を込めて手首を懸命に掴もうとしがちだが、これはかえって逆効果で、相手の身体の体幹部分には全く力が伝わっていかない。

むしろ握力は使わずに、小指を締めるようにして手刀を効かせる必要がある。
ここでは剣の柄を握るような意識をもって操作することが重要だ。
すなわち、相手の手首が剣の柄で、相手の肩が剣の切っ先と仮想して、片手取りを行う。
そしてその剣が斬り込む先は、相手の体幹部分である。

同じく、その片手取りに対抗する操作も、手刀を開き、全身の力を使って相手の肩先から体幹部分に向けて斬り込む意識によって完遂される。

局所から全体へ。全体を制するには自らの全体をもって対すること。
この思考法の根幹に、剣の理合が明確に含まれていることも古武術の奥深さを示しているように感じられる。
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