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扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 

入会希望者が参加可能な公開稽古は  10月22日(日)14時30分から16時30分まで開催します。
場所は 明大前 扶桑会館(神道扶桑教太祠 本殿)  です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
  
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其の四百七 親指で絞る 大東流合気柔術 東京稽古会  




手刀が、その構造上「刃」と「峰」の働きを持つことを、これまでに何度か言及してきた。



親指で絞る1



それぞれに小指(尺骨)側と親指(橈骨)側がそれに対照するのだが、やはり主な使い方として「刃」のほうが前面に出ることが多い。

今回は「峰」の使い方に焦点を当てて解説を加えてみたい。







動画にあるように、この動きでは両方の手刀を使って相手の身体を攻めている。

中でも今回重要なのは親指の外側、すなわち「峰」を使って相手の肘の急所を引き付け、無力化している点だ。



親指で絞る2



同時にもう一方の手刀は「刃」を使って相手の手首を斬り込んでいるが、繊細で鋭い力を出せる「刃」に対して、「峰」での引きつけは非常に力強い働きができる。



親指で絞る3



もちろん、腕力で引きつけるような使い方ではなく、あくまでも「剣の理合」に基づく体幹を用いた操作であることが前提である。

ここでは親指を立て、その付け根のあたりに相手の肘を捉えることがコツとなる。
また、上腕の筋肉を使わず脇を締めると、非常に強い力が発揮される。



親指で絞る4



さらに「刃」と「峰」の力のバランスをとることで相手の身体は鋭く引き絞られ、肩から腰にかけての可動域を狭めることができるのだ。

剣の「刃と」峰」を二つながら効果的に併用するこうした操作法を研究するほどに、大東流合気柔術の奥深さを痛感する。






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Posted on 2022/11/05 Sat. 18:18 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 合気柔術  手刀  剣の理合 
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