扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
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其の四百十三 つかませ続ける 大東流合気柔術東京稽古会 
相手による「掴む」という攻撃は、こちらがそれを利用することで非常に大きな力となって相手に還流していく。
今回は大東流合気柔術の独特な思考法を使って力を伝達していく操作法を紹介する。

一般に公開しているYouTube動画などに対して「何故手を放さないのか?」という疑問のコメントが多くみられるようになってきた。
中には誹謗中傷に近いような内容の声も少なからずある。
それだけ合気系武術を知らない人の目に触れているということだろうから、喜ばしい現象である反面、あまりに一面的なものの見方をぶつけられると辟易してしまうというのも正直なところだ。

攻撃してきた相手が、掴んだり握ったりしている手を容易に放せないのは、まさに「攻撃の意図」を持っているからだ。
技をかける方はその意図にぶつからずに受け入れながらも自分の有利な状況に持ち込んで操作することで、相手の攻撃の意思を継続させたまま力を伝えていく。
いったん動き出した意図を変更し中止するということは、それに対する明らかな反抗や危険を察知しなければ、非常に難しいのだ。

ここで我々術者の側として重要なのは、いかにその相手の「攻撃の意図」をそのままに、ぶつからず、逆らうことなく受け入れていくかということだ。
つまり、相手にしてみれば「掴んだままの状態と思っていたら、倒されていた」という状況を作り出すのだ。

そこには普段の稽古で行っている、脱力、全身の連動、自然体による身体運用など、大東流そのものの理解が必要になってくる。
今回の動きにみられるように、技をかける側は掴まれた腕にほとんど力を入れることなく、全身と一体化させて動かしている。
如何に自分の対抗心を虚しくして「相手の意図に沿うように動けるか」が、結局は自分の意思を完遂できるかということにつながっていく。
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