扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 10月22日(日)14時30分から16時30分まで開催します。
場所は 明大前 扶桑会館(神道扶桑教太祠 本殿) です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
【関連商品】
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【Twitter】https://twitter.com/aiki_fusoukai
【Instagram】https://www.instagram.com/aiki_kobujutsu/
【Facebook】https://fb.com/kobujutsu
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其の四百三十二 持たせておく 大東流合氣柔術扶桑会 
日本の縄文時代は1万数千年(一説には2万年とも)の長きにわたって続いたと言われる。
世界の4大文明のように絢爛壮大な文化が勃興したわけではないが、特筆すべきはその長い集団生活社会の痕跡の中に、「戦争の影」が見られないことだ。

その一万数千年の期間に対人用の武器は出土しておらず、また集団で武器による殺害を受けた遺骨も発見されていない。
冒頭でなぜこのような説を展開したか、不審に思われる方もおられるかもしれないが、実は今回の古武術解説にもこの古代の日本人の祖先たちの姿が深く関係する。
相手に手首をつかまれて攻撃を受けようとした場合、人はそれを振りほどくか、力任せに反撃を試みるのが普通であろう。
掴まれたところをそのままに、ニコニコ笑っていればいい、というのは、現代人の感覚に照らせばいかにも非常識である。
しかしその常識外れの態度が、日本古武術の大東流合氣柔術の中に、確固とした技法として息づいているのだ。

今回の操作法では、相手に掴まれたところに刺激を加えず、持たせたままにしておくことで、結果的に相手を自分から引き離していくことになる。
少しでも抵抗したり、反撃の意思をあらわにした途端に、相手との闘争状態が現実化し、多くの場合それは膠着することとなるだろう。そしてそれが肥大化し、激化していった先に集団同士での争い、つまり戦争が待ち受けている。

攻撃に対して力をもって応じない、それを受け入れたうえで敵対する相手を無力化していく思考法が、遠く縄文からの日本人の心性の奥深くに存在しており、それがこの古武術大東流の中に伝わっているのだ。
現代社会が人々に強要する、競争・選別による適者生存の理論、善と悪の二元論的思考法が、われわれ人間を苦しめているように思えてならない。

その苦しみを克服していく古武術の思考法が、荒涼とした人間社会に本来あるべき叡智を示唆する時代が間もなく到来するのではないだろうか。
突拍子もない話のようであるが、それが私にとっての大きな夢である。
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