扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 6月25日(日)12時30分から14時30分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
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稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 6月25日(日)12時30分から14時30分まで開催します。
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其の四百三十四 引っかける 大東流合気柔術 扶桑会 
力の伝達ということについて、我々現代人はある常識に囚われてしまっているかもしれないという話をしてみたい。

西洋科学文明が世界を席巻してから、機械動力による恩恵はすさまじく、人間は「機械が発する力」について一種の信仰のような念を抱くようになっている。
いうまでもなく機械が発する力は数値化が可能である。
数値化ができるということになれば、その最大値を上げていくところに価値を見出していくのが人情というものだ。
開発が進み、新型の、より強力な機械が出現すれば、旧型で力の弱い存在は顧みられなくなる。
「数値化できる強弱の明確な力」に慣れた人間は、対人関係においても、そうした論理で物事を理解しようとする。
それが競争社会であり、経済効率を優先する合理的な行動規範を持った思考法だ。

いま、人はそんな世界の成り立ちに疲れ始めている、というのが私の見方である。
そういう時代だからこそ、古武術という考え方の出番がありうるのではないかと感じている。

今回の操作は、相手に対して「抗わない力」を使って行う。
「相手に寄り添う力」と言い換えてもいい。
現在の科学では、そうした技術は未だ完成していない。
相手の思考や全体性を感知し、さらに自分の全体性や、自分の存在する環境そのものを味方につけていく力の使い方を、機械動力が実現する日が来るのかどうか、私にはわからない。
ただ、「数値化できる強い力」で、他者に勝り圧倒する、という短絡的な価値観を超える、新しい常識を獲得するべき時が来ているはずだ。
動画の中で触れている、「最小の接触面で力を伝えていく」技法は、その一つの解法と言える。

少なくとも今この時に、人でしか感じられないセンサーを磨いていくのが、古武術を志す我々の役割ではないだろうか。
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