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扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 

入会希望者が参加可能な公開稽古は  10月22日(日)14時30分から16時30分まで開催します。
場所は 明大前 扶桑会館(神道扶桑教太祠 本殿)  です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
  
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其の四百四十三 刃筋を立てる 大東流合気柔術扶桑会  




相手の腕を使って身体に刺激を与えて、自由に動けないようにする技術を紹介する。

今回の動きは大東流合氣柔術に特徴的な「搦める」技法を援用したものだ。
初伝では「搦投」の形として知られている。



刃筋を立てる2



相手の両腕をある一点で交叉させ、バランスを取って体幹部分に力を伝える。
決して強く押し付けてはならず、二つの腕のバランスをとることで相手の踵が浮き、爪先立ちにさせてしまう。

術がかかった相手は一見すると奇妙な状態で静止していて、見る人に不可解の念を催させると思うのだが、これは決して理屈を外れた魔法をかけているわけではない。

ただ、その腕の操作の仕方に秘訣がある。







これまで続けてみてきたように、人体の一部である腕を「刀(剣)」に見立てて操作することで、鋭く効果の大きい入力が可能となる。

この操作では小指から尺骨を通る線、すなわち「刃」の部分を使うのだ。



刃筋を立てる3



上から掴んだ相手の腕を、下側の腕に押し当てる際、小指側を垂直に当てるようにして押し付けていく。

いわゆる「刃筋を立てた」状態で刺激を与えることで、相手の身体には詰まりが発生して、そこから逃がれようとする生理的規制によって自縄自縛に陥ってしまう。



刃筋を立てる6



そしてこの時に重要なのが、操作する腕をがっちりと握り込まないこと。

さらに痛めつけようとして強引に押し込まないことだ。



刃筋を立てる5



画面を見てもらえれば分かると思うが、接点は極力掴まず、挟むか、ただ触れているようにして操作している。
むしろ両腕を動かす量をバランスさせることで制するのだと心得ると良いだろう。

「搦め」技法の精妙な仕組みを体感して、古武術の奥深さに触れていただきたい。







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Posted on 2023/07/15 Sat. 19:00 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  手刀  古武術 
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