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扶桑会について

指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】 
  
入会希望者が参加可能な公開稽古は 3月21日(火・祝)14時から17時まで開催します。
場所は 高津スポーツセンター 第二武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
  
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其の七十六、搦める  


昨年末の更新からかなり時間が空いてしまいましたが、今年も大東流合気柔術の「初心者向けの」解説を続けていきますので、よろしくお願いします。

平成二十八年最初の動画は、「搦める」です。


搦める4


大東流には関節や筋肉の組成を利用して相手を見動きが取れないようにしてしまう技が多くあります。
初伝一ヶ条にも「搦め投」という技がありますが、今回の動きを応用しています。

動画を見てみましょう。




相手が手首を捕りに来たところを、すり抜けるようにして逆に手首を掴みます。
これを「掛け手」と言います。
相手がこちらに向かってくる勢いを殺さないようにする技法です。


搦める


前回(「其の七十五、縦に斬る」)でも解説した「手首の縦の操作」がポイントになります。
親指を自分の身体の方に引き上げる様な動きです。


搦める3


手首を縦に操作して、相手の肩を詰めます。
何故こうなってしまうのか、最初は理解不能だと思います。
動画を見ると、肩を詰められた受け手のかかとが上がり、爪先立ちになっているのが分かりますね。


これは、肘関節を逆に捕られることによって、力が肩を終点にして行き場を失ってしまう(抜けなくなってしまう)からです。
理屈が分かったからといって実際に出来るわけではありませんが…まあ、そういうことです。


搦める1


この状態で、肘関節辺りで腕を交差させます。
これも力任せに押し付けるのではなく、上の腕で下の腕を押さえる程度で構いません。
肩が詰められている(動かせない)状態なので、たったこれだけで、腕を自由に動かすことはできなくなります。

あとは、搦めた腕の「接点を下側に運ぶ」ようにすれば、簡単に相手は倒れます。


搦める2


不思議な身体操作ですが、手首を捕る最初の段階で肩を詰められるようになれば、出来るようになります。
繰り返しやってみましょう。自主稽古でも、継続的に取り上げていくつもりです。


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Posted on 2016/01/19 Tue. 23:30 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  姿勢  手刀 
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