扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
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其の八十一、一本捕詳解 
もう何度も、このブログの中に出てきた「一本捕」です。
大東流合気柔術の基本であり極意にもつながっていく技ですから、何度やっても「これで完成」ということはないほど、奥の深い技なのですが。
それでも華麗に相手を倒してみたいというあなたのために。
東京稽古会の昇級審査の項目の一つでもある「一本捕」を、これから数回にわたって解説していきます。
写真と動画で、型を覚えてしまいましょう!

まずは、受け手側の「正面打ち」で技が始まります。
手刀でしっかりと相手の正中線を斬るように打ち込んでいきます(「エイ」の発声)。
受け手の気迫が足りないと、良い練習はできません。お互いの意思が響き合うことで技の深いところが理解出来るようになっていきます。

捕り手は、正面打ちを受けたら、すかさず相手の肘を制します。
これは受け手が次の攻撃に移れないようにするためです。
肘を制する身体操作については、後日項を改めて詳しく解説しますので、そちらを参照してください。
肘を制したら、当身です(「トウ」の発声)。
この時、打つことに気をとられて肘が緩まないように注意しましょう。
そして、打った手を引っ込めてはいけません。
「当身はパンチではありません」(「其の六、当身」、「其の三十九、正面打ち受けから当身」)。

当身を打った手を、そのまま持ち上げて相手の手首につけます。
手刀の形にして、大きく斬り落とすように振り下ろします。
良くないのは、相手の手首を掴み、力を頼んで引っ張り落としてしまうこと。相手の抵抗を受ける上、自分の力も伝わりません。気をつけましょう。
相手の膝が地面についたら、相手の手首を自分の腰骨のところ(鼠蹊部そけいぶ)に付けます。
こうすることで相手の肩をしっかりと落とすことが目的です。
力ずくで肩を押し込むのではなく、相手が「そこにしか行けない」状態にして、自分が制している方の肩に重心を導きます。
四本足のテーブルの一本の足を外してしまうと、バランスが崩れますよね。
ちょうどその理屈で、相手は動けなくなってしまいます。

肘を制したまま、止めをうちます(「ハッ」の発声)。
ここで終わりではありません。相手が反撃してこないかどうか、距離をとったうえで最後まで集中を切らさずに目線をあてておきます。
これを「残心(ざんしん)」といいます。
最後まで油断をしないこと。
また、大東流の場合は「多敵(大勢の相手)に備える」構えをとるために、相手を制した後も常に周囲への警戒を怠ってはなりません。

さて、駆け足ですが、一通りの説明をしました。
冒頭言いましたように、「一本捕」はとてもこれだけの字数で説明しきれるようなものではないんです。
とりあえず、型としての「動きの説明」程度の物だと思ってください。
あとは実際に稽古あるのみです。
次回も「一本捕」の解説を続けます。
大東流合気柔術の基本であり極意にもつながっていく技ですから、何度やっても「これで完成」ということはないほど、奥の深い技なのですが。
それでも華麗に相手を倒してみたいというあなたのために。
東京稽古会の昇級審査の項目の一つでもある「一本捕」を、これから数回にわたって解説していきます。
写真と動画で、型を覚えてしまいましょう!

まずは、受け手側の「正面打ち」で技が始まります。
手刀でしっかりと相手の正中線を斬るように打ち込んでいきます(「エイ」の発声)。
受け手の気迫が足りないと、良い練習はできません。お互いの意思が響き合うことで技の深いところが理解出来るようになっていきます。

捕り手は、正面打ちを受けたら、すかさず相手の肘を制します。
これは受け手が次の攻撃に移れないようにするためです。
肘を制する身体操作については、後日項を改めて詳しく解説しますので、そちらを参照してください。
肘を制したら、当身です(「トウ」の発声)。
この時、打つことに気をとられて肘が緩まないように注意しましょう。
そして、打った手を引っ込めてはいけません。
「当身はパンチではありません」(「其の六、当身」、「其の三十九、正面打ち受けから当身」)。

当身を打った手を、そのまま持ち上げて相手の手首につけます。
手刀の形にして、大きく斬り落とすように振り下ろします。
良くないのは、相手の手首を掴み、力を頼んで引っ張り落としてしまうこと。相手の抵抗を受ける上、自分の力も伝わりません。気をつけましょう。
相手の膝が地面についたら、相手の手首を自分の腰骨のところ(鼠蹊部そけいぶ)に付けます。
こうすることで相手の肩をしっかりと落とすことが目的です。
力ずくで肩を押し込むのではなく、相手が「そこにしか行けない」状態にして、自分が制している方の肩に重心を導きます。
四本足のテーブルの一本の足を外してしまうと、バランスが崩れますよね。
ちょうどその理屈で、相手は動けなくなってしまいます。

肘を制したまま、止めをうちます(「ハッ」の発声)。
ここで終わりではありません。相手が反撃してこないかどうか、距離をとったうえで最後まで集中を切らさずに目線をあてておきます。
これを「残心(ざんしん)」といいます。
最後まで油断をしないこと。
また、大東流の場合は「多敵(大勢の相手)に備える」構えをとるために、相手を制した後も常に周囲への警戒を怠ってはなりません。

さて、駆け足ですが、一通りの説明をしました。
冒頭言いましたように、「一本捕」はとてもこれだけの字数で説明しきれるようなものではないんです。
とりあえず、型としての「動きの説明」程度の物だと思ってください。
あとは実際に稽古あるのみです。
次回も「一本捕」の解説を続けます。
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