扶桑会への入会について
通常稽古は毎週木曜・日曜(または祝日)の2回行っています。通常稽古は会員限定です。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
入会希望者が参加可能な本稽古は 2月12日(日)14時から17時まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
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其の九十七、裏落詳解 大東流合気柔術 東京稽古会 
毎度おなじみの「詳解」シリーズ。今回は「裏落」です。
相手の裏(後ろ)に体重移動して崩し、突き落とす技です。
動画を見てください。
受け手側(技をかけられる方)の攻撃は袖捕です。
肘のやや上あたりの胴着を掴んで、相手の体を押し込みます。
この攻撃が中途半端だと稽古になりません。しっかりと攻め込みましょう。

袖捕を受けたら、捕手側(技をかける方)は相手に並ぶように側面に踏み込みます。
この時に相手が捕りに来た手の袖口を掴みます。
手だけで捕りに行くのではなく、身体ごと進む方向に向きを変えることで相手の袖口が自然に手の中に入って来るようにします。
踏み込んだら、「寄せ足」をしてしっかりと体重移動。
当身を相手の腰に打ちます。
体重移動と当身で相手の体が崩れるように。

さらに、当身を打った腕を伸ばしながら、相手の裏(後ろ)に踏み込みます。
この時気を付けるのは、相手の袖口をとった腕をゆるめないこと。
前傾にならず、正しい姿勢を取ることが秘訣です。
胸を張って、弓を引き絞るようなイメージを持つとうまくいきます。
相手の体勢の崩れを維持したまま「裏の三角点=相手のかかとを結んだ線を底辺とした三角形の頂点」に重心を移動します。
自分が相手の腰に当てている腕を、肩甲骨から回すようにします。

これを「腕(かいな)をかえす」といいます。外側を向いている掌が正反対の内側を向くように操作するのですが、先端を回すのではなく、先ほども書いたように肩甲骨の辺りから、付け根から「返していく」ことで効果を生みます。
これで、相手は立っているのがやっとという状態になっているはずです。
慌てずに、前方に礼をするように腰を折ります。
すると自然に相手は背中から落ちていきます。

倒れた相手の脇腹を伸ばすように腕を制し、膝でおさえ、止めを打ちます。
残心。
ここまでが、裏落の「一応の段取り」です。

何度も言うようですが、これはあくまで型の説明にすぎません。
この行間に、稽古の中で発見した「気付き」を無数に詰め込んでいくことが必要です。
次回はさらに、技のキレを増す秘訣を解説する予定です。
お楽しみに!
相手の裏(後ろ)に体重移動して崩し、突き落とす技です。
動画を見てください。
受け手側(技をかけられる方)の攻撃は袖捕です。
肘のやや上あたりの胴着を掴んで、相手の体を押し込みます。
この攻撃が中途半端だと稽古になりません。しっかりと攻め込みましょう。

袖捕を受けたら、捕手側(技をかける方)は相手に並ぶように側面に踏み込みます。
この時に相手が捕りに来た手の袖口を掴みます。
手だけで捕りに行くのではなく、身体ごと進む方向に向きを変えることで相手の袖口が自然に手の中に入って来るようにします。
踏み込んだら、「寄せ足」をしてしっかりと体重移動。
当身を相手の腰に打ちます。
体重移動と当身で相手の体が崩れるように。

さらに、当身を打った腕を伸ばしながら、相手の裏(後ろ)に踏み込みます。
この時気を付けるのは、相手の袖口をとった腕をゆるめないこと。
前傾にならず、正しい姿勢を取ることが秘訣です。
胸を張って、弓を引き絞るようなイメージを持つとうまくいきます。
相手の体勢の崩れを維持したまま「裏の三角点=相手のかかとを結んだ線を底辺とした三角形の頂点」に重心を移動します。
自分が相手の腰に当てている腕を、肩甲骨から回すようにします。

これを「腕(かいな)をかえす」といいます。外側を向いている掌が正反対の内側を向くように操作するのですが、先端を回すのではなく、先ほども書いたように肩甲骨の辺りから、付け根から「返していく」ことで効果を生みます。
これで、相手は立っているのがやっとという状態になっているはずです。
慌てずに、前方に礼をするように腰を折ります。
すると自然に相手は背中から落ちていきます。

倒れた相手の脇腹を伸ばすように腕を制し、膝でおさえ、止めを打ちます。
残心。
ここまでが、裏落の「一応の段取り」です。

何度も言うようですが、これはあくまで型の説明にすぎません。
この行間に、稽古の中で発見した「気付き」を無数に詰め込んでいくことが必要です。
次回はさらに、技のキレを増す秘訣を解説する予定です。
お楽しみに!
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