扶桑会について
指導者: 石塚嘉 【達人・名人・秘伝の師範たち】
稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 6月25日(日)12時30分から14時30分まで開催します。
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
扶桑会への入会を希望される方は 左のメールフォームよりお問い合わせください。
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稽古日時:日曜14時半~16時半 / 木曜19時~21時
稽古場所:神道扶桑教 世田谷太祠 東京都世田谷区松原1丁目7−20 【道場紹介】
入会希望者が参加可能な公開稽古は 6月25日(日)12時30分から14時30分まで開催します。
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稽古日誌 令和5年3月16日 19日 21日本稽古 26日 30日 大東流合気柔術扶桑会 
大東流合気柔術扶桑会の稽古日誌、今回は3月後半の記録です。
3月16日(木)は世田谷総合運動公園体育館での稽古でした。

普段稽古に使わせていただいている扶桑教太祠が春季例大祭のため、毎年3月は稽古場所の確保がままなりません。
しかし、見方を変えてみればいつも決まった場所で稽古ができる境遇が如何に恵まれていることか。
改めて感じさせられます。

与えられたご厚意やおかげさまのご縁を、当たり前のことではないと知り、感謝の気持ちで古武術修行に向かうことを忘れてはならないと思います。

この日の稽古も基本の動きから積み上げて、じっくりと取り組みました。
いつも繰り返す動きの中にも、常に新たな発見を見出していく気持ちをもって修練していきたいものです。

3月19日(日)も世田谷総合運動公園体育館での稽古。

この日は冒頭で礼、残心といった所作について改めて重点を置いて基本の形を行いました。

古武術の本質は所作にある、というのが扶桑会で重視しているコンセプトです。
それは、人の動きの中に日本人独特の「世界の捉え方」が保存されているからです。
古来日本人は目に見えない「考え方」を重要視し、それらを伝承するために宗教儀礼や茶道や華道、伝統芸能の動きの中に、所作として織り込んでいったのだと、私は考えています。

その伝承経路の一つとして、私たちが取り組んでいる古武術が存在します。
現代社会では顧みられなくなってしまったそうした所作の復権も、古武術を通して我々が再認識していくべきことではないでしょうか。

この日、立派なイチゴ「とちおとめ」の差し入れをいただきました。

稽古の後、みんなでいただきました。甘くみずみずしいイチゴ。
ありがとうございます。

3月21日(火・祝)は3月の本稽古。
この日は春分の日、昼と夜がちょうど半分の長さになる「お彼岸の中日」です。

「国民の祝日に関する法律」によると、「春分の日」は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」ということになっています。
太陽に明るく照らされる昼と、闇に包まれてしまう夜。
古来人々は、この不思議な世界の移り変わりを「目に見えるものと、見えないもの」の交代であると捉え、昼と夜が一日を丁度二分する春分、秋分の日を特別な日と定めたのでしょう。
そうした敬虔な感情が、現代の法律にも「自然や命を尊重する」という精神として残されているのだと思います。

稽古では「相手に掴ませたままにする」というテーマで基本要素を研究しました。
相手を制圧しようとするのではなく、自然の理に則った動きで応じることで、自分の活路を見出していきます。

脱力や、全身の連動、接点から反れたところで操作する意識など、大東流合気柔術の極意につながる思考法が数多く含まれる動きに丁寧に取り組んだ三時間でした。

続いて3月26日(日)、この日は稽古後に近くの公園で「花見」をする予定でしたが、あいにくの雨模様で残念ながら中止となりました。

とはいえ、稽古はしっかりと。
こちらから相手に働きかけて、体勢の崩れを作り出していく「掛け手」の技法をいくつかの動きで修練しました。

大東流では相手の攻撃に対応して技を発揮する操作が多いと感じる方も多いと思います。
しかし、私たちの取り組んでいる琢磨伝では、「掛け手」の技法が相当数含まれます。

武術として奥を極めていくうちに、相手から攻撃を受ける場合の動きの質も自ずと変化していきます。
ただ相手の攻撃を待つのではなく、「相手に攻撃させる」「自分の有利な位置に攻撃を誘う」というような考え方が必要になってきます。
この日の修練で、そうした思考法の片鱗が感じ取れたでしょうか。

最後は3月31日(木)、この日から稽古場所がいつもの扶桑教太祠 本殿に戻りました。
神前での稽古はやはり心が引き締まって良いものです。

基本動作として、「手刀の使い方」を中心に修練。

肩から先だけを動かしてしまいがちですが、手刀もまた「刀」です。
剣を使うがごとく、全身で操作していく意識がなくては、力が発揮できません。

脱力するとともに、身体の中心からエネルギーを放出するように。
基本の考え方として、常に意識して稽古していきましょう。

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